柔道界の期待の星として注目を集める新井道大選手。
2025年現在、東海大学3年生として活躍する彼の素顔や家族構成について詳しく解説します。
新井道大選手と新井万央選手の関係性や、彼を支える父親や母親など家族の構成や背景など、知られざる情報を徹底調査しました。
柔道ファンはもちろん、これから新井道大選手を応援したいという方にも役立つ情報が満載です。
新井道大とは?基本プロフィールと戦績
新井道大選手は2005年1月29日生まれの20歳で、埼玉県富士見市を故郷とする柔道選手です。
現在は東海大学の3年生として学業と柔道を両立しており、体格は身長187cm、体重100kg級という恵まれた体型を誇ります。
血液型はA型で、柔道における組み方は左組み、必殺技として大外刈りを武器としています。
柔道人生のスタートは7歳からで、祖父が設立した栄武館新井道場がその舞台でした。
その後、埼玉栄中学校から埼玉栄高校へと進学し、一貫して柔道の技術向上に努めてきました。
中学3年生時代には、全国中学校柔道大会90kg級で5位入賞を果たし、団体戦では見事優勝という栄光を手にしています。
マルちゃん杯での優勝も含め、中学生の段階で既に将来性を感じさせる活躍を見せていました。
高校時代に入ると実力は更に開花し、2年生でインターハイ100kg級制覇、全日本ジュニア準優勝という素晴らしい成績を収めました。
3年生では金鷲旗での優勝、インターハイ2連覇達成、世界カデ90kg超級3位入賞など、国内外で結果を残し続けています。
大学進学後の2023年には全日本ジュニア2連覇を成し遂げ、世界ジュニアでは決勝でウズベキスタンのルスタム・ショラフマトフ選手を小外掛で破り、全試合一本勝ちでの完全優勝を飾りました。
2024年の世界選手権では銅メダルを獲得し、2025年にはグランドスラム・バクーとグランドスラム・アスタナで連続優勝を成し遂げるなど、世界レベルでの実力を証明し続けています。
戦闘スタイルと主要な競技実績
新井道大選手の柔道における戦術的特徴は、左組みから繰り出される迫力ある大外刈りにあります。
187cmの長身を最大限に生かした投げ技は、国内外の強豪選手たちからも一目置かれる存在となっています。
2023年のグランドスラム・東京大会では、2回戦で世界王者のロシア代表アルマン・アダミアン選手を得意の大外刈りで撃破し、決勝進出という快挙を達成しました。
この輝かしい活躍により、2023年度の最優秀若手選手という栄誉ある賞を受賞しています。
2024年世界選手権では準々決勝でカナダのシャディ・エルナハス選手との激戦を繰り広げ、技ありを先制したものの合技で惜敗という結果に終わりました。
しかし3位決定戦では元世界王者であるポルトガルのジョルジ・フォンセカ選手を内股で一本勝ちし、見事に銅メダルを手中に収めています。
2025年の全日本選抜体重別選手権大会100kg級では、ついに初優勝の栄冠を掴み、世界選手権ブダペスト大会の日本代表権を獲得しました。
決勝戦では増地遼汰朗選手との接戦を制し、延長戦で内股による一本勝ちという劇的な勝利を飾っています。
特筆すべきは、この大会の2週間前にノロウイルス感染で約1週間寝込むという困難な状況を乗り越えての優勝だったという点です。
このような逆境に負けない強靭な精神力こそが、新井選手の真の強さを物語っています。
国際柔道連盟の世界ランキングでは2305ポイントを記録し、29位にランクイン(2025年5月時点)という位置づけです。
東京五輪金メダリストのウルフ・アロン選手引退後の日本男子100kg級を背負って立つ選手として期待され、「柔道三冠」(五輪・世界選手権・全日本選手権での完全制覇)という壮大な目標を掲げています。
新井万央選手との関係について
多くの人が疑問に思う新井道大選手と新井万央選手の関係性ですが、実際には血縁関係は存在しません。
新井道大選手は2005年1月29日に埼玉県富士見市で誕生し、血液型はA型という個人情報です。
一方の新井万央選手は2003年5月23日に東京都で生まれており、同じくA型ですが出身地や生年月日が明らかに異なります。
学歴面でも違いが見られ、新井道大選手は埼玉栄中学校から埼玉栄高校へと一貫した道のりを歩んでいます。
新井万央選手の場合は東松山北中学校から夙川高校に進学した後、埼玉栄高校へ転校するという異なる経路を辿っています。
大学進学においても、新井道大選手は東海大学を選択したのに対し、新井万央選手は日本体育大学への進学を決めており、それぞれ別々の道を進んでいます。
ただし、両選手の間には埼玉栄高校という共通の絆が存在し、先輩後輩としての交流が確認されています。
2023年12月のグランドスラム東京2023では、新井万央選手が女子78kg超級で金メダル、新井道大選手が男子100kg級で銀メダルをそれぞれ獲得しました。
この素晴らしい成果を受けて、両選手は母校である埼玉栄高校への表敬訪問を共に行っており、良好な関係性をうかがわせるエピソードとなっています。
同じ「新井」の名字を持つ柔道選手として、日本柔道界の未来を担う重要な存在として、それぞれの分野での更なる飛躍が期待されています。
父親や母親など家族構成は?柔道一家に生まれた新井道大
新井道大選手の家族構成を調べた結果をまとめると次のようになっています。
祖父:栄武館・新井道場の開設者。幼少期から柔道の師であり、精神的支柱の一つ
父・母:柔道未経験だが、全力で新井選手の挑戦を見守り、励ます応援団
兄:少なくとも一人おり、共に家族を構成。職業・年齢などの詳細は非公表
親族全体:道場・日常の中で密に関わり、新井選手の成長とモチベーションを支える環境
新井道大選手の家族環境は、柔道との深いつながりに満ちています。
父親である新井丈夫さんは日本体育大学時代に柔道に取り組んでおり、息子が柔道の道に進むのは「自然な流れ」だったと振り返っています。
祖父の新井博海さんは栄武館新井道場の創設者であり、新井道大選手が7歳で柔道デビューを果たした記念すべき場所でもあります。
祖父の道場で柔道に触れ始めた新井選手は、「気がついたら道場で打ち込み練習をして、受け身の練習をしていた」と当時を懐かしそうに語っています。
興味深いエピソードとして、富士見市の広報誌インタビューで新井選手は「祖父の家でアイスクリームが食べられるから」という可愛らしい理由で柔道を始めたと明かしています。
しかし、中学進学前に埼玉栄中学校柔道部の練習風景を見学した際、選手たちの圧倒的な強さと精神的な強さに深く感動し、本格的な柔道への道を歩む決意を固めました。
2025年4月の全日本選抜体重別選手権大会優勝時には、大会2週間前のノロウイルス感染で約1週間寝込むという試練に見舞われました。
そんな息子を父親の丈夫さんは「完璧な調子だと予想外のことが起きる。むしろ調子が良くない時の方が周囲に気を配り、心に余裕が生まれる」という言葉で励まし、見事な優勝へと導きました。
兄については明記された情報はありませんが、両親と「兄もそれぞれの場所で頑張っている」との言及があるため、兄弟が少なくとも一人いる可能性が高いです。
兄弟姉妹の職業や年齢は公表されていませんが、柔道以外の分野でも新井選手にとって良い刺激となっている様子です。
将来への目標と展望
新井道大選手は、東京五輪王者ウルフ・アロン選手の引退により、日本男子100kg級の新たなエースとしての役割を担うことになりました。
本人も「ウルフさんがいたから2番手という立場ではなく、自分が先頭に立って引っ張っていく意識で」と語り、日本代表の中心選手としての覚悟を示しています。
新井選手が描く最大の夢は「柔道三冠(オリンピック・世界選手権・全日本選手権での完全制覇)」の実現です。
この壮大な目標に向けた第一歩として、2025年6月開催の世界選手権ブダペスト大会での頂点を目指しています。
2024年世界選手権で3位という結果に終わった新井選手は「世界選手権での借りは世界選手権でしか返すことができない。準備は万全だし、後は自信を持って臨むだけ」と力強い決意を表明しています。
また、パリ五輪代表選考から漏れた悔しさをバネに、2028年ロサンゼルス五輪での金メダル獲得を強く意識した取り組みを続けています。
「最優先はロサンゼルス五輪で頂点に立つために何をすべきか。派手なことではなく、地道で細かい積み重ねが大きな成果に結びつく」という哲学のもと、日々の鍛錬を大切にしています。
プライベートでは野球観戦が趣味で、休日には横浜スタジアム、神宮球場、ZOZOマリンスタジアムなどに足を運ぶこともあるそうです。
2月のグランドスラム・バクー大会ではDeNAのトレバー・バウアー投手の「刀ポーズ」を真似するなど、20歳らしい遊び心も忘れていません。
日本の男子重量級は海外選手のレベル向上により近年苦戦を強いられており、100kg級での世界選手権制覇は2017年大会のウルフ・アロン選手が最後となっています。
新井道大選手には、この厳しい状況を打開し、日本男子重量級復活の旗手としての重要な使命が託されています。
人間性と魅力的な一面
新井道大選手は恵まれた体格と技術を持ちながらも、自分自身を「メンタル面では決して強くない」と冷静に分析しています。
高校2年時の全国高等学校柔道選手権大会団体戦で、73kg級の選手に一本負けを喫した際には「これほど努力しているのに勝てないのか」と深く悩み、スランプに陥った経験があります。
その時は柔道を諦めることまで考えたという新井選手でしたが、仲間たちの温かい励ましと両親からの「今まで積み上げてきたものは間違っていない。もう一度最強の新井道大を作り上げよう」という言葉に救われました。
この言葉を胸に、動作の一つ一つに細心の注意を払いながら打ち込み稽古に専念し、インターハイ2連覇という素晴らしい結果を手にしました。
練習に対する取り組み方も非常に真面目で、道場での練習時間は最長2時間半ですが、黙々と技術向上に励む姿が印象的だと言われています。
新井選手自身は「やるべきことをしっかりやった上で、それにプラスして楽しみを見つけても良いのではないか」という考えを持っており、練習時間を最も楽しい時間だと感じています。
野球への愛好も新井選手の魅力の一つで、高校時代にゲームをきっかけにプロ野球のファンになったそうです。
休日には各地の球場に足を運び、千葉ロッテマリーンズのネフタリ・ソト内野手の応援歌がお気に入りだと語っています。
埼玉の実家に帰省した際には近所のバッティングセンターで「最高140キロくらいの球」を打つこともあるという運動神経の良さも見せています。
4月の全日本選抜体重別
新井道大選手の魅力と今後への期待
新井道大選手は2005年1月29日生まれの20歳という若さで、埼玉県富士見市出身の期待の柔道家です。
祖父が創設した栄武館新井道場で7歳から柔道をスタートさせ、埼玉栄中学・高校での経験を経て、現在は東海大学3年生として文武両道に励んでいます。
187cmの長身と100kg級という体格を武器に、左組みからの大外刈りを得意技として、2024年世界選手権銅メダル、2025年グランドスラム・バクーとアスタナでの連続優勝など、世界レベルでの実績を着実に積み上げています。
新井道大選手と新井万央選手は同じ苗字を持つ柔道選手ですが、出身地や経歴の違いから血縁関係はないものと判断されます。
ただし、埼玉栄高校という共通の母校を持つ先輩後輩として良好な関係を築いており、2023年のグランドスラム東京ではそれぞれがメダルを獲得する快挙を成し遂げています。
家族環境においては、日体大で柔道経験を持つ父親の新井丈夫さん、道場を開設した祖父の博海さんなど、柔道に深く関わる家庭で育ったことが彼の成長に大きく影響しています。
ウルフ・アロン選手の引退を受けて、日本男子100kg級の中心的存在として期待される新井選手は、「柔道三冠」という大きな目標を掲げ、2028年ロサンゼルス五輪での金メダル獲得に向けて日々努力を重ねています。
柔道に対する真摯な姿勢と野球観戦という趣味を持つバランスの取れた人間性、そして20歳らしい遊び心も併せ持つ新井道大選手の今後の活躍から、ぜひ目を離さずに応援していきましょう。
▽関連記事
新井道大はどんな人?兄弟は新井万央?父親や母親など家族構成もチェック!
新井道大の出身大学や高校は?道場は?歴代監督も
新井万央と新井道大は兄弟?家族構成は?柔道経歴や所属も調べてみた
新井道大の柔道年収は?就職先はどこ?父親の職業や実家もチェック!
新井道大は結婚してる?歴代彼女は?好きなタイプや性格も気になる!
コメント